資金をどのように調達するかを調べていたが、なかなか一筋縄ではいかないようである。
というのは、資金を調達するにはまず、金融機関に納得のいくような事業プランを立てなくてはいけないのだ。具体的に事業プランとは何かというと。。
- こういうことを事業として行いたい。
- その事業には初期投資としていくらかかる。
- 継続投資としていくらかかる。
- そして、借りたお金をどのタイミングで、どのように返すことができる。
- 借りる際には、保証としてこれを提示する。(つまり、担保だ)
金融機関の不良債権の話は新聞に毎日のように出ているのでみなさんもよく知っているとは思うが、 なるべくリスクが少ない人に貸そうと考える。人格など、話をしていてもわかるわけがないので、何をみるかというと
- 借りたい人のこれまでの経験から、この事業は大丈夫だろうか。
- 過去に借金をして返していないことはないだろうか。
- 自己資金はどの程度あるのだろうか。
- 事業プランとして自らリスクも考慮に入れてあるのだろうか。
- 本当に儲かりそうな事業なのか。
- 必要以上にお金を借りようとしていないだろうか。などなど
国の補助金・助成金の類もほぼ一緒である。この場合、さらに補助金、助成金によって条件が加わる。たとえば、「雇用を創出するもの」とか「環境問題に取り組んだもの」など。最近では、高齢のための補助や女性起業家のための補助などもあるので、官庁や自治体の募集を探してみてほしい。ちなみに毎年1月から2月が補助金や助成金のラッシュらしい。
しかしながら、お金を金融機関から借りるのはその資料作りだけでも相当時間がかかるようである。専門家に相談してみるのも手かもしれない。
また、仮にお金を借りる承認がおりたとしても、実際に手続きが終わって入金されるのは早くても3ヵ月後、遅いと半年はざらである。補助金・助成金などは使った分の領収証をもとに支払いの手続きを行うものもあり、現実的には余裕(金銭的にも)を持って、スケジュールを立てることをお勧めする。
生花店の場合、国民金融公庫では「食品貸付」というものに当てはまるので、利率が低く借りられるケースがある。相談してみてほしい。
(2003/5/28)