マーケティングとはいったい何でしょうか?
広告?宣伝?調査?
どれも正解です。ですが、そんなに単純ではありません。
「マーケティングの理想は販売をなくすことである。マーケティングが目指すものは顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。」
P.F.ドラッガー「マネジメント 基本と原則」エッセンシャル版
「マーケティング・マネジメントとは標的市場を選択し、優れた顧客価値の創造、伝達、提供を通じて、顧客を獲得、維持、育成する技術である。」
フィリップ・コトラー「コトラーのマーケティング・コンセプト」
いきなり、経営哲学のドラッガーとマーケティングの父コトラーから言葉を持ってきましたが、おわかりになるでしょうか?
近年、モノが売れなくなったと同時に、マーケティングの書籍が山のように書店に並ぶようになりました。コトラーなどは本来、大学生の教科書的なものです。(彼らは社会に出てみないと真の意味は理解できませんが。)
二人の言葉に並べて僕が書くことは何もないのですが^^;「顧客」について知らないと商品は売れないことはわかります。
誰も買わないものを作っても意味がないですよね。だから、市場調査を行い、顧客のニーズを捉え、製品を世の中に知らしめるために広告をうち、いろんなメディアで宣伝することになるわけです。
テレビの広告は大抵3億円くらいからが相場です。
雑誌でも1ページ百万円くらいからです。
それほどのお金を使いたくなければ、顧客について、とことん考えてください。
いつまでも商品ありきの商売をしていると顧客は離れていきます。
一度離れた顧客を取り戻すには新規に顧客を取るよりも数倍のコストがかかります。一度つかんだ顧客は離さないことが最低限考えないといけないことになります。
(2004/2/21)
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