「お店を開いたはいいが、お客さんがこない。」 これはインターネットでも同じだ。いや、通りすがりの人がいない分、インターネットでの顧客確保は難しいと考えたほうがいいかもしれない。ネットだから売れるわけではない。よいお店は世界中から顧客を獲得できる可能性もある。それはあなた次第だ。
今回は宣伝・広告を考えてみよう。
Yahoo!など検索サイトを利用する
まず、思いつくのはYahoo!などの検索サイトへの登録だ。Goo、Infoseek、Exciteなどへの登録は少なくとも行いたいところだ。
ほかには、特定のカテゴリーをLinkしているところもある。
花屋さんのリンク集を紹介しておきたい。このサイトは実験的に花に関係するLinkを集めているところなので、メールでお願いすれば、リンクしてくれる。
無料サイトを使え
最近、いろいろSOHO関係のサイトを探っていると、無料でサイトの紹介をしてくれるところもある。それも複数のサイトに同時にできる。
また、メールマガジンなどを行いたい場合には
「まぐまぐ」(http://www.mag2.com)を利用するとよい。
ただ、規定として「コンテンツの更新のみ」では受けてつけてくれないので、少なくとも定期・もしくは不定期の記事を書いた上で利用する必要がある。興味がないと読者を集めるのも難しいかもしれない。ちなみにまぐまぐの読者数1位のメールマガジンは週に120,000通以上発行している(2003/5現在は180,000通のようである)。
モールに入る
ただ、販売サイトを作ったとしても地道な努力が必要だ。その点、モールを利用するモールとしてのステータスを知名度によってある程度解決できるかもしれない。一番売れているモールは
楽天市場(http://www.rakuten.co.jp)だ。
もう500店舗以上参加していて、日々増えている。小規模サイトであれば月5万円程度から参加することができる。
ほかに加盟料が安いサイトもあるが、知名度がなければ加入するメリットを生かすことができないかもしれない。
顧客へのフォロー
物が売れたら、買ってくれたお客さんに対して、次も来てくれるように考えなくていけない。
・「
ありがとうございました」メール
・「
新商品が入りました」メール
・「
もうすぐ母の日です」メール
・「
お花の手入れ方法」メール
などなどフォローメールを出したいものだ。
ほかにはマイレージや次回割引制などをとり入れ既存顧客確保に努めたい。アメリカの小売店では積極的に取り入れられている手法だ。
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マイレージ・・・買い上げ商品1000円ごとに10ポイントの点数を与えるようなもの100ポイントでプレゼントや割引を得られる。
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次回割引制・・・たとえば2回目の以降のお客さんは特別価格を提示する。新規顧客と既存顧客の差別化を行う。
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特別待遇・・・売上に貢献している顧客に対し、明示的に無償のプレゼントをなどを行う。
訪れてもらうために
訪れてもらうために何を考えなくていけないか。また、訪れてもらっても見てくれるためにはどうしたよいか。
このあたりはホームページを立ち上げる人は素人でも考えるものだ。
僕が僕なりに考えているものをまとめようと思う。
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更新はこまめに・・・商売を行う以上店先の売り物に変化がないと来る楽しみがない。ただ、あまり頻繁にサイトマップなど変更してしまうとよく来てくれる人が戸惑うことになるかもしれない。
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アクセスカウントや書きこみ掲示板について・・・あまり人気のないことがわかってしまうものは思い切ってやめてしまったほうがよい。お客さんとのコミュニケーションは別の方法(たとえばメールなど)を利用したほうがスマートである。売れているサイトほどやっていることはシンプルである。
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画像ファイルについて・・・これが一番難しい。花屋さんは花の写真が命である。花の名前で買ってくれる人はまずいない。また、貧相な画像では逆効果になりかねないのでよい写真が望まれる。トップページに多くの画像を載せることだけは避けたい。
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フレームや色使い・・・フレームは使いやすい反面、USのWebサイトでやっていけないことの1つにあげられている。フレーム使い方によっては遅くなったり、使い方がわからなくなるので注意したい。色使いは、花屋さんの場合、クールな色合いより、温かみあるやさしい色使いが好まれるだろう。
今月は8月。花の教室も夏休みだ。
次回はいよいよサイトマップを考えてみよう。
今週の花言葉:アサガオ(愛着)