現在、インターネットショッピングというと新聞や雑誌に取り沙汰され、かなりのサイトが立ち上がっている。リクルート社のアントレ6月号には99年1月現在でその数、12,441にまでに上ると書かれている。企業がやっているのはもちろんのこと、副業や個人事業主などもかなり多い。また、花屋さんに典型的な実際の店舗を持っていて、インターネットでも売ってみようかという人たちも多くなってきている。
今回は販売には欠かせない決済と配送を考えてみよう。
電子決済は必要か
「インターネットといえば電子決済。クレジットカード番号を登録してカード決済は当たり前。それができないようでは不便でしょうがない。」と思っている人もいるだろう。その反面、「暗号化しているといってもクレジットカード番号をインターネットで流すのは怖くて、インターネットで買物はできない。」と考える人もたくさんいるのだ。日経マルチメディア(現在の日経ネットビジネス)の98年6月のアンケートではインターネットで買物をしたことがない人の78%はセキュリティーに不安を感じている。ただし、買った人の多くは(19%:同調査)クレジットカードで決済している。(実は僕もこの間、某有名パソコンダイレクト販売のメーカーでパソコンを買ってしまった。カード決済で。)
カード決済にはこだわらなくてもいいのでは、と思っている。
電子決済に必要なもの(2003/5追記・修正)
しかしながら、電子決済でどのくらい費用がかかるのか、必要なものは何か一応調べることにしよう。最初から外してはいけないから。
ベリトランス社 http://www.veritrans.co.jp/
(旧サイバーキャッシュ社)
当時はいくつかあったが、ほとんど整理されている。カード決済を中心としたものはたくさんある。
また、プリペイド式のWebmoneyやEddyなどもあり、コンビニ決済も使われていることが多い。
電子決済以外の方法は
郵便振替
送金手数料が日本で一番「安い」方法である。
送金手数料は、1万円以内70円。10万円以内は120円だ。日本全国の郵便局で、手続きができるので便利である。郵便振替の用紙は、郵便局で手に入る。
また、独自の振替用紙が作りたければそれをお手伝いしてくれるところもある。
銀行振込
送金手数料は、1万円未満420円。3万円未満525円。3万円以上は735円だ。
窓口利用・他行電信扱い・消費税込みである。
商品代引
これも顧客にとっては簡単な方法だ。
ここではクロネコヤマトの
コレクトサービスの例を見ることにする。
商品お届けと集金と決済までやってくれるので便利である。ただし、配送料は別のようなので注意したい。
特に僕が扱うのは花である。高価ものでも1万円までだと考えると郵便振込みなどが安い。
「お客さんが買いやすいものは何か」を考えなくてはいけない。
商品を送る
僕が車を乗り回して運ぶのもひとつの手段である。送料のことも考えておかないと十分なサービスが提供できなくなる。
宅急便
クロネコヤマトと日通のペリカン便が有名だ。
例として日通のペリカン便の料金はこちらにある。
運送料は2社ともほとんど変わらない。
ゆうパック
「ゆびーーんきょぉくぅーのゆパック」で有名なゆうパック。 値段は安いが、日曜日は取り扱っていないので送りたいときに送れないことがあるかもしれない。
http://www.post.yusei.go.jp/
ちなみに地区は調べてみて欲しい。
どのサイトも複数の支払方法を採用し、顧客に選択の幅を広げている。
また、配送は1社に絞っていて、トラッキングを行うために運送会社のリンクを用意している。
花は生き物なので短時間で顧客の手元に届くことを第1に考えたい。
お教室で。。。
お花の教室で先生と2人で話しをするチャンスがあった。
僕がインターネットの仕事していることを知っていて、 少しインターネットに興味があるようだ。
「先生、インターネットでお花の販売とかしないんですか?」
「やってみたいけど、大変みたいだし。
でもホームページは今度新しくするんですよ。」
「お花の教室のですか?」
「うん、そう。もっと会員を募集しようと思って。」
「そうですか。もし、僕に何かできるのであればお手伝いしますが。」
「えっ。あ、ありがとう。少し考えてみるわ。また、相談にのってください。」
「は、はい(^_^)。」
「じゃ、次は来月の末です。忘れないでくださいね。」
「は、はい。」
先生の笑顔に僕はまたドキドキしてしまった。
次回は広告・宣伝について考えてみよう。
せっかくサイトをオープンしても誰も知らなければ売れるわけがない。
先生のお手伝いもできるかもしれないし。
今週の花言葉:ガーベラ(オレンジ)(我慢強さ・神秘)