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花屋さんを開くためには
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花屋さんを開くためには

第3回 専門知識は必要 -花の知識

花屋さんはどんなことをしているのか、物理的に何が必要なのかを知らなくてはいけない。
花屋さんになるには何が必要なのだろう。

花屋さんの一日
花屋さんの一日を考えてみよう。

開店前 ・花の仕入れに行く
・仕入れた花を水揚げをする
水揚げとしばらく水をあげていない花を再び水の中に戻してあげること。 花によって水揚げの方法が異なる。 水の中で茎を切ってあげる方法や 切り口をお湯に入れる方法、 切り口を火で熱する方法もある。
・花を店内に並べる
・花の値段を決める
・値札をつける
営業時間中 ・店を開ける
・店を飾る
・切花をそのまま売る
・切花をアレンジして売る
・鉢花をアレンジして売る
・花を包む
・花を届ける
閉店後 ・終わりかけの花を処理する
・店の外のものをしまう
・掃除をする
・店を閉める
・帳簿をつける
・顧客を整理する
・明日を考える
こんな感じだろうか。覚えることはいっぱいある。

花屋さんを行うのに必要なもの
ここでは花屋さんになるときに揃えておかなければならない、花屋さんで必要な資材を見てみることにしよう。

花を保存する キーパー
仕入れた花を保存するもの。つまり、冷蔵庫。
その日に仕入れたものを売り切るのであれば必要はない。
その代わり売れ残ったら、夏場はすぐ咲いてしまうことになる。
花を処理する 花材を処理(余計な葉を切ったり、茎を切ったりする)するために必要な道具ははさみナイフである。
また、デザインを行うにはワイヤーを切るためのペンチ、ニッパー、ワイヤーカッターなどが必要になる。
花をアレンジする オアシス: 花材を立てるための吸水スポンジ。「オアシス」は商品名だが、有名なのでそのまま呼ばれることが多い。
剣山花留め: 剣山はいけばなで使用する花を立てるもの。花留めはプラスティックなどでできていて、花瓶などの中で花の茎を止めておくもの。
花の器:花瓶や植木鉢、竹や藤などで編んだバスケットなどいろいろ考えられる。
この他にワイヤーワイヤーテープオアシステープ、アルミホイルなどなどたくさんある。
花を包む リボン: 花束に添えたり、実際に結んだりするために使用する。紙、布、ビニール、ワイヤー入りなど多くの種類がある。
包装紙レース:花束を包んだり、器を包んだりするもの。数種類の色を用意しておく。
最低必要なものを集めてみた。ほかにも店を出すには照明器具花の台、棚などが必要になる。花の仕入れ、運搬には自動車もあったほうがよい。


花屋さんをやるための学校
花屋さんに勤めて、何年か後に花屋さんをやるのが普通のパターンだ。
しかし、短期間で花屋さんを目指すにはやはり学校へ通うことがいいみたい。
販売しかしないにしても「花」の扱いを知らないといけないようである。

--花屋を目指すときの有名な学校--

新宿花大 スクールに力を入れている
 〒160-0022 東京都新宿区新宿2−1−11御苑スカイビル3F
 (交通)地下鉄丸の内線「新宿御苑前駅」徒歩0分、伊勢丹より5分
 03-3226-8787
スズキフロリスト 花で動物などを作ってしまうことで有名
 〒104-0061 東京都中央区銀座3‐12‐9
 03-3542-8700
ヒビヤフラワーアカデミー 多彩なスクールがある
 全国6ヶ所にある。日比谷花壇のフラワースクール
 お問い合わせは日比谷花壇のページからできる。

週に1回から2回で3年くらい通うことで一人前のフローリスト(花屋さん) として育てる教室なので覚悟して受講することが必要だ。
また、金額も1年間で40万円程度かかる。
花屋さんの経営などにも協力してくれる制度も用意しているところもある。

趣味で行うなら1ヶ月2回、7000円から10000円程度の月謝で習うことができる。

花に触れる
先週予告したようにフラワーアレンジ教室に行くことにした。
インターネットで探したら会社の近くにあったのだ。
メールを出して、場所や費用、持っていくものなど教えてもらった。
先生は女性で、生徒はほかに女性が2人らしい。
しかし、どんな人が教えてくれるのか、どんな人が受けに来ているのか少し不安だ。
客観的に見れば、僕のようなやつが花を習いに行くのはおかしい。
考えていても仕方がないし、約束の時間になったので、会社を出た。
とにかく行ってみよう。

目的の場所はすぐ見つかった。教室は花屋さんにあるのだ。
お店の人が店先で花を並べ替えていた。声をかけてみた。
「あのー。フラワーアレンジメントの教室はこちらですか」
エプロン姿の女性が顔を上げた。
僕と同い年くらいの綺麗な人だった。僕は綺麗な人に弱い。
「あっ、Tさんですね。お待ちしておりました。」
「は、はい。そうです。」
「こちらへどうぞ。」僕は彼女の後ろについていった。
「花屋さんをなさるんですよね。」と声をかけてきた。
「あ、はい。いえ。その準備というか、情報を集めているというか。」
僕は煮え切らない言葉を口にした。(情けないなー)と思いながら。

その彼女が先生だった。
花屋さんも経営しながら、夜はフラワーアレンジの教室をやっているのだ。
昼間はお手伝いに来てくれる人がいるらしいが、ほとんど一人でやっている。
こういう人がいるんだよなあ。純粋に感心した。

その後、花のレッスンをした。今回のレッスンは父の日のプレゼント を想定して花束を作ることだ。
花を7種類合計30本をスパイラル (らせん状:スパゲッティーをゆでるときになべに落とすような感じかな)にして 花束を作るのだ。
花を指3本(親指と人差し指と中指)で輪を作り、その輪の中に花を放射状に差していく。
はじめてやることなので指や腕に変な力が入って痛い。
作っては戻し、作っては戻しを繰り返した。少し慣れた気がした。

「まあ、最初はそんなものです。次もがんばってくださいね。」と先生は言った。
「は、はい。がんばります。」
先生は笑顔を見せた。
僕はやる気が出た。単純なのだ。

「父の日のプレゼント」で気をつけること
・男性が持っても恥ずかしくないような色を選ぶ
・手間のかからない花を選ぶ
・茎の太いものを選ぶ(男性は力が強いので)
・すぐに花を生けられるようにする。
・包装はピンクよりは黄色やグリーンを使う
・花だけよりはゴルフボールやネクタイなどを選び、花とコーディネートしてみる。

花をスパイラルにするときの注意点
・手早く作る(体温で花が温まってしまうことを避ける)
・力を入れ過ぎない(茎が折れてしまうことがある)
・短いものは手前、長いものは後ろにする。
・下葉(手に持つ部分)を処理(つまり切り落とすこと)しておく。
(理由:すぐ生けることができるように)


初めて花束を作った。思ったよりも面白い。
これからも少しずつ、花のことを覚えていくことにしよう。
まだ道のりは長そうだ。近道はない。初心に戻ろう。僕は花を売るのだ。
次回は花の流通について考えてみる。花をいかに新鮮なうちに届けるか。これが課題だ。

今週の花言葉:ジャーマンアイリス(恋の予感)

(びわ)

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