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花屋さんを開くためには
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花屋さんを開くためには

第2回 花屋さんをやろう -花業界とは


僕らの手に花が届くまで
書店で花のコーナーを探した。並んでいる本の中で花屋さんになる人のための本はあまりなかった。
ガーデニング、ハーブ、花の育て方の本がほとんどだった。
仕方がないのでインターネットなどを使って調べたものをまとめることにしよう。

花は基本的に「生産者→(出荷団体)→卸売市場→(仲卸)→花屋さん→消費者」という順番に流れている。
生産者 花を作る人。花と一言っても、いわゆる切花、球根類、鉢もの、花壇用苗ものがある。切花を生産している農家が耕地面積で8割を占めている。
出荷団体 生産者の代わりにまとめて卸売市場に花卉(かき)を持ちこむ団体。
卸売市場 卸売市場には中央と地方があり、自治体が主体となっているか個人が主体になっているかで呼び名が変わる。卸売市場では「せり」が行われ生産者が委託販売の形を取っている。
「せり」に参加するには条件が必要で新参者が入る余地はなさそうである。
仲卸 仲卸は卸売市場からせり落とし、小売店などに販売する業者である。仲卸もすべて同じではなく専門店などがあったり、大量に花を用意しているところもある。ほとんどの人はここから購入することになる。
花屋さん 花屋さんと書いてしまったが、本当は花屋さんだけではなく、フラワースクールの教室・フラワーアレンジメントを職業としている人などがここに位置する。
消費者 お客さんのこと。
仲卸から買わずに自分で「せり」落とすことで安くは仕入れることができる。
しかし、そこに力を注ぐよりも小売をどうしていくかを考えたほうが本来の目的を果たせそうだ。

花は何が売れるか
農林水産省のWebサイトの「花卉(かき)業界の平成9年の卸売り統計情報」からこんなことがわかった(昨年のデータはまだ、見ることができなかった)。
「花卉」とは生花(切花、鉢花、花壇用苗物、球根、種子等)の生産・販売にかかわることを総称して呼ばれる。「花き」と表示されることが多い。
卸売価額は平成9年で5500億円。実際に花屋さんに並ぶころには2倍から3倍になるので1兆を超える産業だ。
内訳
・切花−−4000億円
・鉢物−−1300億円
・花壇用苗物−−240億円
それぞれ花屋さんでの価格は2倍から3倍にしてほしい。

切花の中で一番売れている花は何かというと「キク」である。なんと切花卸売り価額の30%を占めている。
あとは「バラ」、「ユリ」、「カーネーション」などが売れている。
鉢物では「ラン」がトップだ。続いて観葉植物。この2つで半分近くの割合を占めている。
今後の伸びるのは花壇用苗ものだ。ここ数年、生産量も卸売価額も10%程度延びている。
「キク」が一番売れているとは知らなかった。仏花としてやいけばなとして使われているからだろうな。鉢花は「ラン」か。お祝い事などには「ラン」がよく使われるからなあ。観葉植物も数年前からはやっているし。苗物もガーデニングブームに乗って割合が多くなっている。ガーデニングも勉強しないといけないな。

花の職業といっても
花にかかわる仕事といっても調べてみると結構多くの仕事がある。上記の表以外に。
フラワーデザイナー 文字通り花のデザイナー。花で装飾を作ることを主な仕事としている
フラワー
コーディネーター
デザイナーを含むこともあるがどちらかというと花を使った空間コンサルタントである。公園の造園なども含まれたりする。
フラワースクールの
インストラクターや経営
小規模なところは花屋さんを経営しながら町の「フラワーアレンジメント教室」を行っている。大規模なところはデザイナーの資格を取るため、花屋さんになるため、趣味としてなどのスクールの講師やスクール自体の経営を行う。経営コンサルタントの仕事もある。
アロマテラピスト 花やハーブの香りを使い、人を癒すことを職業としている人たち。まだ、絶対数が少ないのでチャンスかもしれない。
最近はやりのガーデニングやハーブを使った職業もあるようだ。呼び名はいろいろあるらしいが。

花屋さんのトレンド
花業界のトレンドは「ガーデニング」と「カジュアルフラワー」である。
「ガーデニング」はみなさんもご存知の通り、鉢花を購入し、自分の庭、ベランダ、玄関先などで花や樹木を育てることである。一般的な解釈として景気が悪いために家にいる時間が長くなって、家族揃ってガーデニングを楽しむ傾向にあるらしい。それにしても休日にホームセンターなどに行くとガーデニング用品を見に来たり、購入していく人が多い。最近は狭い場所でも有効に利用できるガーデニンググッズが人気である。やはり、ガーデニングははずせないよなあ。
「カジュアルフラワー」は農林水産省の提唱により、始まったもの。「使いやすく、鮮度が高く、花持ちがよく(1週間程度鑑賞できる)、手ごろな価格の花」と定義されている。スーパーなどで花束として売られていたり、セルフサービスで花束にしてもらうようにあまり手をかけないで店先に並べられている。
ガーデニングは売り物としては必要だろう。カジュアルフラワーは単価が安いので大量に扱う必要がある。今後どうするか考えよう。

花のデザイン
欲しい花を束ねて売れることもある。しかし、花を贈るのは何かの記念日やおめでたいことがあったとき。そう考えると花の選別も含め、「デザイン」ははずすことはできない。
大きく分けると「アレンジメント」と「ブーケ」と「コサージ」。
「ブーケ」は花嫁さんがもつあれだ。
「コサージ」はからだの一部につけるもの。
「アレンジメント」は花束や籠などに飾っていくもの。
デザインに必要なものとしてリボンやラッピングの技術、カラーコーディネートなどがある。
フラワーデザイナーという職業もあるくらいだから、難しいのだろうなあ。デザインも勉強しなくてはいけいないようだ。こればっかりはお花の教室や学校に行って数をこなすしかないよなあ。今度、試しに習いに行くことにしよう。

インターネットの花屋さん
インターネットで「花屋さん」のサイトをヤフーから調べてみた。小さなショップの広告が主となっていて、販売しているのは200サイトぐらいだ(ただし、モールの中に入っているサイトは検索していないが)。そのなかで一番お金をかけていると思われるのは日比谷花壇である。さすが老舗。サイト内で販売も行っている。ほとんどのサイトは自分でデザインをしているか、個人的にデザインを知り合いや業者にお願いしているようである。サウンドを搭載しているサイトも多く、画像(もちろん花の画像だが)も多いのでページを読み込むのに時間がかかる。フラワーデザイナーを職業にしている人もいるので手の込んだサイトも存在する。また、どの販売サイトも更新は頻繁に行われているらしく、季節の花が並んでいる。花の手入れやアレンジメントの方法、花言葉、花占いなどが掲載されている。面白いサイトもあるがきりがないのでこの辺でネットサーフィンはやめておこう。有用なサイトは別の機会に紹介したい。

少し、花業界も見えてきた。しかし、花について知らないことばかり。次回はもう少し花について調べてみることにしよう。最近、花のことばかり考えているけど、やっぱり花のある生活っていいかもしれないなあ。まだ苦労が見えていないので勝手なこと言っているけど。
週末には近くの菖蒲園にでも行って花菖蒲でも見てこようかな。

今週の花言葉:ハナショウブ(優しい心)

(びわ)

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