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第11回 HPをつくろう!

大田市場の挑戦
第11回です。
第10回で、大田市場がインターネットの取引をはじめたと言う事を書いたが、今年最初に発売された日経ビジネスに大田花きの磯村社長の写真と共に記事が掲載されている。セリにコンピューターを使用した事で昔ながらの業者から「予想通り」非難され、あえて、公正化を計り、新参者を受け入れる事に成功した。また、NKKと共同でインターネットで生産者、卸、仲卸、小売店が取引を可能にするe-MarketPlace「ここほれわんわん」をオープンしている。会費は3000円から10000円程度らしい。生産農家が小売店にいくらで売れていったかまでわかるようだ。この事が生産者の欲しい情報だということだ
まさに今始まったばかりの花卉ビジネスだ。インターネットは小売だけのものだと思っていると痛い目に遭う。
詳しくは日経ビジネス2001年1月8号P69を参照してください。

「HPをつくろう!」といっても。。。
私、びわはHPを作りなさいといわれれば作ることはできるのであるが、作れば良いモノではない事はみなさんもご存知の通り。作るためには多くの事を考慮しないといけない。Webデザイナー的な要素から通販業者的な要素、編集者的な要素もないと簡単に売れるページはつくれない。もちろん、マーケティング的な要素も必要であるが、そてはまたの機会においておくとして、純粋にモノを売るためのHPを作るためには何を考慮しなければいけないのか今回は考えてみる事にする。

1.コンセプトはあるのか
まずは、コンセプトから入りましょう。たとえばある商店街には5件の花屋さんがあります。特徴のあるお店と特徴の無いお店、どちらを選びますか?価格?価格はもちろん考える必要はありますが、ここではすべてのお店が大体同じだったとします。ま、同じ商店街にあれば価格は似てくるとは思いますけどね。そうです。観葉植物が欲しければ、観葉植物を置いているお花屋さん行きますよね。クリスマスやバレンタインなら可愛くリボンをつけて綺麗にラッピングしてくれるところを選ぶはず。すべてを用意する必要はない。何か特徴が必要なのである。
インターネットでの個人が経営しているお店はブーケの専門店が多いです。ブーケは言う間でもなく花屋さんの憧れのもの。作って喜んでもらえる最たるモノですから僕はある意味正しいと思う。
いけないのはナンでも売っているけれど、特に特徴が無いお店。ある本に書いてあったけど、リアルな店舗で売れないものはネットでやっても同じであると。特徴は出さないといけないのだ。

2.使いやすいか
使いやすいものを作るのは簡単そうで難しい。要は「センス」なのである。この「センス」ってやつを磨くには多くのHPで商品を検索し、商品を購入してみる必要がある。「あっ、これ面倒だな」とか「操作が良く分からない」とか思うのであれば、きっと他の人も思っているはずだ。普通のお店でもレジが1つしかなくてとても混んでいたら、帰ってしまうこともあるでしょう。短い時間で買い物を済ます事ができるのもその条件になる。

3.いきなりFlashはないよね
サイトのコンセプトによるが、最近Macromedia Flashを使ったサイトが多く見られる。Flashは綺麗な動くメニューや動きに伴った音の出る操作など作りこむ事ができる。さて、これが通販に必要かどうか考えてみよう。確かに花屋さんは花のデザインだけでなく、HPのデザインにもこだわらなくていけない。なぜなら、HPがダサいと花もダサい気がしてくるでしょ。だからと言って、Flashまで使ってお客さんにプラグインまでインストールさせて、使わせるのもどうかと思ってしまう。確かに綺麗には作ることが可能なのであるが、実際にはどうなのだろう。僕の見たところFlashを使ったお花屋さんはほとんどないので、これ以上は言いませんけど。

4.HPの作り方にも気を配る
HPの作り方は様々であるが、HPは紙のカタログでも書籍でもない。しかしながら、誰が言い出したのか8秒ルール、3秒ルールというものがある。以前にも書いたかもしれないが、もう一度紹介しておく。
8秒ルール:あるページを開こうとしてユーザーが待つ事が出きる限界の時間。表示されないと他のページに飛んでいってしまう。
3秒ルール:あるページを表示してからそのページが何を意味しているかユーザーが理解するまでの時間。それ以上かかると「良くわからないな」と思って、他のページに飛んでいってしまう。
デザインに気を配る事は非常に大事である。必要以上に凝りすぎると8秒ルールや3秒ルールを無視してしまう事となる。ただ、心配しなくてもカラーコーディネーターなどの資格を持っている人や配色を普段から気にしている人が多いのでやたら派手な激安パソコン・家電ショップのようなショップはあまりお目に掛からない。それに加え、JavaScriptやHTML、CGIまでも使いこなす勉強家(というか努力家)もいるのが事実である。

5.画像との戦い
僕が一番難しいと思っているのは花屋さんでは必ず必要となる商品の画像をどうするかである。綺麗に大きく載せるとダウンロード(表示)に時間が掛かり、あまり小さかったり、画素数が低いと良い商品として見せる事が出来ない。また、数多く表示させると遅くなるし、少なく載せると多くのページを顧客に見てもらうことになり、商品をすべて紹介できないかもしれない。個人的にお勧めは自信作、もしくは売れ筋を必ずトップに表示し(それも毎日のように変更する事ができればなおよし)、サムネイル(小さい画像)は小さめにして、商品の詳細で少し大きくする。一覧にはサムネイルが、多くて10個程度。少なくても4,5個程度かな。商売は見てもらう事が肝心だからね。

じゃあ、「びわよね」のコンセプトは?
正直言うとリアルな店舗を持っていないので、コンセプトはこれから考えるところである。はっきり言って現時点での参入は遅いと思っているのが本音。よほどの特徴を出さないと誰の目にも触れることは無い気がする。楽天に100店以上、Yahooで検索して200店以上、恐らく500店くらいインターネットでお花屋さんをしていると思うと、商店街に5店舗ある花屋さんよりも競争が激しい。今考えているのは、押し花、アレンジメントセット、サボテンかな。その辺をキーワードにしていきたいと考えている。しかし、どうなるやら。。。

商売をはじめる時
新しい事を始めるには勇気がいる。不安もある。しかし、それ以上の興奮と夢と希望がそこにはあるのだ。だから、人は新しい事を熱意を持って始めるのである。仕事も同じ、続けてきたことを辞める勇気がいる。自分のしてきた事を否定する事から始めなくてはならない事もある。これまでの自分はナンだったんだろうと思うこともある。
実はベストセラーにもなった松永真理著「iモード事件」を読んでいて、そんなことを思っていた。著者が正直に書いている事もあり、とても面白い。なおかつ、編集長だっただけに文章もうまい。そして、ためになる。
花屋という商売を始めるにはとても勇気がいるだろう。しかし、夢を実現するには最初の一歩を踏み出す必要がある。ささやかな夢の告白はいずれさせていただくとしよう。。

今日の言葉:「成功の条件はもちろん、新しいことをしたいという意欲を持っている人をいかに見極めるかですね。」
(角川書店「iモード事件」松永 真理著)
2001/1/10

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