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第10回 商品を作ろう

最近のe花業界事情

第10回ですね。やっと書けました。
僕が連載をさぼっているうちに花卉業界の卸業界がe-MarketPlace、つまり、インターネットによる取引に推移しているニュースが相次いだ。東京都の大田市場、埼玉県の春日部市場などなど。僕の認識では大田市場が全国でも有数の市場だけに「ここが動き出したか。。」という感じでつい先ごろまで古い業態だと考えていた花卉業界に変化が生じてきた。すると次は仲買(仲卸)の商売や、小売の商売も変わってくるだろう。いや、変わらないといけない。今のところいい案は無いが、特に仲買はこの動きについていけないと立場が難しくなってくるだろう。逆に生産者や小売店は値付けの方法など優位に運ぶ可能性もある。情報の流れる速度の変化によって、生産者から小売店までの風通しが良くなるからである。そして中間マージンも言い値から定数に変わってくるかもしれない。e-MarketPlaceの登場により、自分の近くの場所を選択するのではなく、自分にとって取引しやすい場所を選択できる自由が出てきたのである。ただし、まだ始まったばかりで多くの制限があったり、逆にルールが不明な事もあると思われる。今後の動向には注意したい。

お花屋さんの商品
各お店にはどのくらい商品があるのでしょう。リアル店舗の場合には基本的にオーダーメイドなので無数に商品があることになる。しかし、インターネットのお花屋さんはそれでははっきり言って売れない。オーダーメイドするにしても文章では説明する事がとても難しいし、花の名前さえ知らないし、自分の知っている花しか買えないことになる。それでは売り手としてあまりよろしくない。それではいくつか方法を考えて見よう。

1.季節商品
季節商品は一番分かりやすいものである。つまり、1月には正月の花、3月には桃、4月には桜やチューリップ、5月には母の日、6月にはアジサイ、夏にはアサガオ、ひまわり、9月には七草や十五夜、10月にはハロウィン、12月にはクリスマスなどなどその季節に限ったものが売れるし、売りやすい。花屋は季節商品だけで商売をしていると言っても過言ではないくらい基本的なことである。

2.定番商品
いわゆる一年中置いているものたとえば、ガーベラ、薔薇、カーネーション、菊など花束を作るには欠かせない花材を使っているものである。1-800-Flowersの定番商品といえば、バースディフラワーである。バースデイケーキの形をしたアレンジでヒット商品だ。一年中置いてあり、いつでも手に入ることが顧客の信頼につながる。

3.カテゴリ別商品
多くの花屋サイトで検索ができるのがこれである。「誰に贈りますか?」「どんなことに使いますか?」など対象者や用途別に用意してあるケースである。どんなカテゴリーの属するかは商品の作り手に決まってしまうので顧客にとって分かりやすいかどうかはよくわからない。

4.カラー別商品
最近はカテゴリ別から派生したカラー別を採用している事が多い。ピンク系、ブルー系、赤系、白系、イエロー系など中心とした色によって商品が分類されているのである。これは顧客にとって分かりやすいし、商品を選択しやすい。非常に有効な手段だと思う。

5.企画的商品
企画ものは難しいが、よくあるのは「アレンジしてみませんか」的な商品の花材だけ売る方法である。また、新種を紹介してそれを花材として加えるとか、限定セットにして優位性を持たせるとかそんなことはいかがであろう。

6.半オーダーメイド
オーダーメイドはよくないと書いたが、ある程度のところまで完成させておいて、最終的には顧客に選択してもらうようなことができると良いと思う。顧客に花を選ばせることができると贈った人に「その組み合わせは私が選んだのよ」なんて言わせる事ができる。そんな楽しみを与えてあげるのもよいのではないだろうか。単純に花束を選択するだけ無い新しい楽しみを増やしてあげるまさに顧客参加型商品である。

商品の数
しかしながら商品の数はどのくらいあればよいのであろうか?
普通の小売店ではそんなに多くの商品をサンプルとして作っておくことは出来ないし、いつも用意できると限らない。大企業チェーン店であれば別なのであるが、リアルの店舗で用意できる商品をすべて載せる事など不可能だし、あまり意味は無い。はっきり言うと上記の商品を組み合わせて20から40くらい商品を載せることができれば十分である。100以上の商品は意味が無い。ちなみに日比谷花壇では商品としておそらく150程度の商品を用意しているし、1-800Flowersではカタログの代わりのため、300程度もしくはもっと多くの商品が用意されている。ちなみに1-800Flowersでは毎日のようにTOPページに表示される商品は変更される。Webシステムでそのように作っているのであるが、毎日見に来ても飽きないようになっているのである。出来そうで出来ないのが商品のローテーションである。何かの検索をしないと出てこないようになっているのでは注文がほとんど来ない商品が出てきてしまうだろう。うまくTOPページに商品を紹介する事で飽きさせないと同時に日の目を見ない商品をなくすのである。ぜひマネすべきあろう。

リアルと仮想店舗
インターネットの商売は気軽に始める事ができて、とてもすばらしい。しかし、すばらしい反面とても難しい。特に消費者を対象としている場合、勝ち組みと負け組みがすでにわかれつつある。有名な楽天市場は新しく加入する店舗よりも撤退していく店舗の方が増えつつある。続けていくのがいかに難しいかが伺える。
しかしながら、リアルの店舗を持っている人は全く別である。実店舗で売れればよいのであるでインターネットの店舗で売れただけ収益はプラスになる(インターネット店舗での経費をかけすぎるとツライが。。)。したがって、インターネットの店舗だけの経営者は必死だ。死活問題なのである。
これからの時代残れるのはうまくその時流に乗れる人達だと言われる。もうすでに淘汰が始まっているのだ。これから商売をインターネットのみでやる人は多くの工夫を施さなければ勝ち目は無い時代にきている。私もその一人であるが。。

今日の言葉:「逆ですね。一人になってから方が情報が100倍集まってくる。」(「楽天」三木谷浩史)
(ダイヤモンド社「eに賭ける」中谷 彰宏著)
2000/12/3

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